西国第九番札所 「南円堂」

 春の日は南円堂にかがやきて 三笠の山にはるるうす雲

 昨日(21日)、西国三十三所巡りの旅の一環で、奈良の南円堂を訪れた。南円堂とだけ言われても知っている人はさほど多くないが、有名な興福寺の境内にあるお堂だ。
 近鉄奈良駅を降りてから、東向商店街を通り、猿沢池の畔を巡ってから境内に入った。寺の南であるこちらが、本来の正面に当たると知ったからだ。
 南円堂は弘仁4年(813年)に、藤原冬嗣によって創建された。今年は創建1200年記念として、南円堂の特別公開(有料)がされていた。おかげで堂内に入り、本尊の不空羂索(ふくうけんさく)観音を拝むことが出来た。その観音は、336cmの巨像で、眼が三つあった。その他に国宝の四天王(多聞天・持国天・増長天・広目天)立像を見ることが出来た。鎌倉時代の像(寄木造)で、迫力があった。

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 御朱印を貰った後、興福寺の境内を散策した。五重塔は何度見てもいいものだ。平安時代に京都の延暦寺とともに南都北嶺と並び称され、大和一国を支配するほどの権勢をふるったことを伺い知ることが出来る。

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 東金堂の前に、鹿がまるで置き物のように静かにしゃがんでいた。すっかり人に慣れていて近付いて写真を撮ったりしても、逃げ出したりしなかった。

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 時間に余裕があったので、興福寺国宝館に入った。入館料は600円。阿修羅像などの国宝45点・重要文化財19点が展示されており、何度も見る価値が充分あると思った。

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