誕生日会

 11日(土)、義母の入所している老健で5月の誕生日会があったので、妻と一緒に参加してきた。
 義母は今年93歳になった。大正15年生まれ。元号で言うと、大正・昭和・平成・令和を生きて来たことになる。
 5月生まれの人は、義母を含め5名いた。その中に、110歳になる女性がいた。入所者の中でも最高齢だ。その人は、明治生まれということになる。「すごい!」の一言に尽きる。
 家族の参加は、私達夫婦だけだった。そんなものかなあと、ちょっと淋しい気持ちになった。
 ホールに入所者(9割以上が女性)が集まり、皆で「Happy Birthday」の歌を歌ってお祝いした。続いて5月が誕生日の人の紹介があり、一人ひとりプレゼントをもらった。記念写真の入った装飾されたタオルだった。その後 、飲み物とロールケーキが入所者全員に出た。
 つくづく思うことだが、老健に入所していることで、義母本人も、私も妻も非常に助かっている。老健内はバリアフリーになっているので、車椅子生活の義母にとっては、転倒・骨折の危険がきわめて少ない。また三度の食事や入浴(週2回)の世話だけでなく、看護師もいて健康管理もしてくれているので、私や妻は 、安心して自分達の生活ができている。
 さらには、老健ではレクレーションの取り組みもしてくれているので、入所者は、意欲的に日々の生活が送れている。現在、義母は、毛筆習字・生け花・塗り絵・脳トレなどに参加している。若かりし頃、女学校に通っていた時、父親が亡くなり、学校を中退しなければならなかった過去があるせいか、再度、学校の学習をやり直しているようなところがある。
 老健に入所していて、良いことばかりではない。集団生活なので、どうしても人間関係の面で難しいところがある。気が合う・合わないといったレベルだけでなく、「あの人は職員さんから贔屓してもらっている」といった嫉妬にも似た感情が芽生えたりもしているみたいだ。そんな時は文庫本を開き、小説の世界に浸っているようだ。そこがすごいなあと思ったりしている。
 5月に誕生日を迎えた人の中に、71歳になる男性がいた。私に近い年齢だ。それを知り、ふと、(もし私自身が介護を受ける立場になったら、どうなってしまうんだろう?)という一抹の不安が脳裏をよぎった。実際、私の元同僚でALSの病に罹り、ほとんど寝たきりの生活を送っている人もいる。そんな事を考えてばかりいたら、不安感が増幅するだけだ。
 そこで、♪ケ・セラ・セラ なるようになる 未来(さき)のことなど わからない♪ と歌ってみるが、動揺を隠し切れないでいる。
 心が揺れ動く昨今だ。

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この記事へのコメント

godor
2019年05月12日 20:53
母がこの3月でようやく90になりました。
相当に脳も認知がかかってきましたし、
足のほうも弱ってきて、一度座るとなかなか立てません。
9月認定検査がありますが、おそらく介護度2のままと思われます。
ある程度まだ自分のことができるので、
施設入居は無理でしょう。
週3日でもデイに通えることはありがたいと思います。
人間関係は色々問題があるようで、困っている次第です。
じいじ
2019年05月12日 22:41
7年前に93歳で亡くなった母も、最期の一年半を老人ホームで過ごしました。同居していた姉は、デイサービスを利用しながら仕事をしていました。入所後、姉は心身ともに、介護の負担が減りました。入所により、自宅より自由度は低くなり、窮屈な思いをするでしょうが、身辺自立が困難になれば、私は入所をしようと思っています。介護不要の時に老人ホームに入所するのも良いとも思います。生きていることだけでも偉大なことですが、長生きは問題も孕んでいますね。
MEISAN
2019年05月13日 19:28
介護サービスを受けないまま老老介護を長期にわたって続けていると、共倒れになる危険性が多分にあると思います。一方、介護サービスを受けるとなると、一番問題となるのは、やはりお金です。私の義母の場合、遺族年金があるので非常に助かっています。
国は在宅介護を基本方針にしています。財政事情もあってだろうと思いますが、核家族化した日本の家庭状況においては、介護者に多大の労苦を強いることになると思います。
団塊の世代が後期高齢者となる、いわゆる2025年問題ですが、老人ホームなどの施設に入りたくても入れない事態が生じるのではないかと危惧しているところです。

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